私は結婚前、あるタイヤメーカーの販売会社で事務の仕事をしていました。 しかし、結婚を機にその仕事を辞めました。
実は、以前からその仕事に対して自信が持てず、さまざまな葛藤を抱えていました。たまたま『結婚』という表向きの理由はありましたが、そうした葛藤が本当の退職理由だったのです。
私が退職する一年ほど前、人事異動で他の拠点へ転勤になりました。ところが、そこでのポジションはとても中途半端なものでした。
本社で事務の手伝いをしたり、支店で営業事務を担当したりと、一貫性がなかったのです。これにより、自分の能力を買われて配属されたのではないことが分かりました。
おそらく、どちらかが忙しい時に使える手駒という位置づけだったのでしょう。 さらに、両方の部署の人たちに気を遣わねばならず、かなりストレスがたまりました。
こうした事情が、仕事に対する意欲を失う原因となりました。 また、その会社では年に一度繁忙期がありました。電話やファックスへの応対、伝票発行などが休みなく続き、心身共に疲労しました。残業と休日出勤の連続で、毎日気が重かったものです。
何とかその繁忙期を乗り切った時、私は仕事を辞める決意をしました。ちょうど結婚の話が持ち上がり、そのまま退職に至りました。 今思えば、転勤や結婚は仕事を辞める潮時だったのかも知れません。